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リポジトリサーバのインストール

リポジトリサーバでは、分散方式でファームウェアコンポーネントのリポジトリを保持することができます。

リポジトリサーバソフトウェア製品がインストールされたサーバ(仮想マシン)を、インターネットに接続しない管理対象ノードに対するプロキシサーバとして使用することができます。

リポジトリサーバを使用したダウンロードプロセスは、管理対象ノードのアップデートから完全に独立しています。
システム管理者は、ダウンロードの進行状況とエラー状況に関する E-mail メッセージを受け取ることがあります。

管理対象ノードはリポジトリサーバに接続して、ファームウェアコンポーネントに必要なアップデートを受け取ります。

リポジトリサーバ

リポジトリサーバを使用して、アップデートマネージャにリポジトリを提供することもできます。
この場合、管理用サーバは管理対象ノードとして動作します(上図参照)。

インストールの要件(Linux)

すべての要件は、プレインストール スクリプトでチェックされます。

リポジトリサーバのインストール

リポジトリサーバのインストールは、次のコマンドで開始します :
rpm -i RepServer-<version>.i686.rpm

RPM パッケージをインストールすると、現在の Linux システムがリポジトリサーバになります。

インストールプロセス中に、新しいディレクトリ /opt/fujitsu/ServerViewSuite/RepServer が作成されます。
このディレクトリに、リポジトリサーバに必要なすべての実行可能ファイルと設定ファイルが保存されます。

インストールプロセスが終了すると、ポストインストールスクリプトで次の設定変更が行われます。

最初のダウンロードはインストールの 1 時間後以降に開始されるようにスケジュールされ、毎日同じ時刻に繰り返されます。
最初のダウンロードは、リポジトリ全体がロードされるため、約 2 時間かかります。
その後のダウンロードでは、新しいバージョンと変更されたバージョンのみロードされるため、平均 5 分しかかかりません。
$RootRepPath ディレクトリのローカルリポジトリに必要なディスク容量は 10 GB です。($RootRepPath は下記のように、設定ファイルで定義されます。)

リポジトリサーバの設定

インストールプロセスの完了後、インストールをチェックして、必要に応じて
/opt/fujitsu/ServerViewSuite/RepServer/cfg/RepServer.conf 設定ファイルの設定値を変更する必要があります。

設定ファイルは次の 2 つの部分で構成されます。

設定ファイルの以下のパラメータは、顧客のニーズに合わせて調整できます(設定ファイルの説明のための注記も参照してください)。

設定ファイルのエキスパートセクションの値は、破損を防ぐために変更しないでください(たとえば、
RootFujitsuRepServer を変更すると、ファームウェアのダウンロードが初期化される可能性があります)。

root の crontab で、cron ジョブを変更することもできます。ただし、変更が有効になるのは、ダウンロードアプリケーションが次回起動される間のみです。cron ジョブの永久変更を行うには、設定ファイルの CronJob パラメータも併せて変更する必要があります。これは、ダウンロードアプリケーションが、次の起動時に設定ファイルから crontab エントリを常に復元するためです。

ダウンロードアプリケーションを手動で起動するたび、または cronjob スケジューラによって、設定ファイルは解釈されます。

リポジトリサーバのアップデート

リポジトリサーバ機能は、次のコマンドでアップデートします :
rpm -U RepServer-<version>.i686.rpm

現在のファームウェアリポジトリと以前のリポジトリサーバ設定は、アップデート中は変更されません。

リポジトリサーバのアンインストール

リポジトリサーバ機能は、RPM パッケージを削除してアンインストールします。

現在のファームウェアリポジトリは、パッケージの削除中は変更されません。使用されなくなったリポジトリは手動で削除してください。

リポジトリサーバの再インストールは、Apache Web ページから以前のリポジトリに復元されます。ただし、変更されていない場合に限ります。そのため、アップデートインストールはツールを更新しますが、すでに存在するリポジトリを更新して提供します

リポジトリサーバの使用

リポジトリサーバには、グラフィカルユーザインターフェースがありません
Crontab Scheduler によって、cron ジョブとして定期的に起動されます。

また、コマンドラインインターフェースを使用して、コンソール Window から手動で起動することもできます。

downloadApplication [-t] [-i]

-t

トレースフラグ オン

-i

インタラクティブフラグ オン


downloadApplication -h で、使用方法のメッセージを表示します。

cron ジョブは、次のようなコマンド呼び出すことができます。
/usr/bin/downloadApplication.sh -t

正常にインストールされた後、リポジトリサーバには監視は保守の必要はありません。
管理作業は、RepServer.conf 設定ファイルと Linux オペレーティングシステムによって行われます。
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