サポートされているRAIDの種類と、どのRAIDレベルがお使いのアプリケーションに必要かを正しくご理解いただいたうえで、ServerView RAID Managerで論理ドライブを作成してください。
ツリー構造からコントローラを選択し、「編集」ボタンのプルダウンメニュー、またはマウスの右クリックから、論理ドライブの作成を開始します。次のようなAvagoコントローラのダイアログボックスが表示されます。
コントローラの種類とRAIDレベルにより、作成する論理ドライブの情報およびプロパティを変更できます。
「RAIDレベル」入力フィールドに、作成したいRAIDレベルを入力します。デフォルトは「RAID-0」です。
作成する論理ドライブにストライピングのサイズが必要な場合、「ストライプサイズ」フィールドでサイズを設定します。デフォルト(64キロバイト)のままにするか、または別のサイズを選択します。
「論理ドライブの容量」には、論理ドライブの容量を指定する方法が次の2通りあります。
使用可能な最大容量(デフォルト)
最大容量で論理ドライブを作成します。
容量を指定
デフォルト以外の値を指定したい場合、このボタンを有効にし、隣のフィールドに希望するサイズを入力します。
「各種設定」には、さらに設定可能な次のパラメータがあります。
「名称」入力フィールドでは、新しい論理ドライブの名前をデフォルトのままとするか、新しい名前を設定できます。この名前はコントローラ上で一意であり、15文字以内(標準ASCII)である必要があります。
「初期化モード」では、論理ドライブを作成したあと初期化を行わない(「初期化しない」)か、初期化を自動的に「ファスト初期化」または「標準」で行うかを選択できます。
「キャッシュパラメータ」では、論理ドライブのキャッシュの動作を変更することができます。
最適化を簡単に行うには、「キャッシュ設定」で「データ保護を重視(Data protection)」(デフォルト)または「性能を重視」を選択します。
「カスタマイズする(Advanced)」を選択すると、すべてのキャッシュパラメータを別々に変更することができます。各パラメータについて、詳しくはプロパティの表示および変更をご覧ください。
ダイアログボックスの左側にはツリー構造があります。ここでハードディスクを選択し、「追加」をクリックして、ハードディスクを追加します。追加されたハードディスクは、「現レイアウト」に表示されます。
通常、論理ドライブは、コントローラの種類やRAIDレベルにより、1つ以上のハードディスクから成り立っています。そのため、適切な数のハードディスクを選択、追加することが必要です。例えば、AvagoコントローラとRAID-1ではハードディスクが2つ必要です。選択および追加の後、「作成」をクリックして、論理ドライブを作成します。「作成」をクリックした後、論理ドライブの作成を再度確定する必要があります。
「キャンセル」をクリックすると、新しい論理ドライブは作成されません。
この機能は通常の論理ドライブの作成とは異なり、2次キャッシュとして機能するドライブを作成します。
MegaRAID CacheCadeをサポートするコントローラで固有のライセンスを使って有効にすると、論理ドライブの作成のダイアログに(CacheCade)が付加されたRAIDレベルが出現します。引き続きSSDで論理ドライブを作成します。
論理ドライブの作成が完了すると、以下のようにツリー上に新しいオブジェクトが表示されます:
2次キャッシュ機能へのアクセスを許可するために、論理ドライブを選択してSSDキャッシュを有効化をおこなってください。