タスク

定期的に特定の操作を繰り返して、RAIDシステムの運用信頼性を確保できます。特定の操作には、例えば、論理ドライブの一貫性チェック、ディスクのパトロールリード、または既存のバッテリバックアップユニットのリキャリブレーションなどが含まれます。

適切なオブジェクト(システム、コントローラ、ディスク、論理ドライブ、バッテリバックアップユニット)または既存のタスクオブジェクトを選択すると、オブジェクト操作タスクの管理を開始できます。プルダウンメニューの「編集」、またはオブジェクトを右クリックして開始します。

タスクの管理

タスクを作成、変更、削除します。

作成

選択したオブジェクトおよび希望する動作に対するタスクが存在しない場合、次のプロパティでタスクを定義し作成できます。

タスク経由で定期的に実行する動作を選択します。

各タスクのタスクがエラーした(実行できなかった)ときの動作オプションを指定できます。デフォルト設定「4回連続してエラーしたらタスクを無効にする」の選択を解除できます。さらに、タスクが実行できなかった場合、2分後、1時間後、8時間後に再実行を試みるよう、設定を変更できます。設定を変更することで、タスクの「エラーした場合はスキップする」までの実行回数や次回の開始予定時刻を設定できます。

頻度では、実行間隔(分単位から年単位)を設定できます。選択した頻度に応じて、動作の繰り返し間隔をより正確に設定できます。

タスクを作成した際、適用開始設定(すなわち、タスクを初めて開始する時間)は、デフォルトで「いますぐ適用」に設定されています。動作がすでに使用されているなどの理由でタスクが実行できない場合、「いますぐ適用」は使用できません。さらにデフォルト時刻は、現在の時刻から24時間後に設定されます。問題が発生した場合、ダイアログを閉じた時刻から8時間後が自動的に設定されます。「開始日を指定」を選択し、日付と時間を入力して、別の開始予定時刻を設定します。「作成」をクリックすると、1分以内、または「開始日を指定」で選択した開始予定時刻が経過した後に、必要な動作が開始されます。

実行間隔では、1~100の値を選択します。頻度の設定に従って、動作の繰り返し間隔(1分~100年)を設定できます。

頻度を「週」に設定した場合、曜日を1つ以上指定し開始点をより正確に定義できます。曜日を選択しない場合は、現在の曜日を既定値として使用します。さらに「開始日を指定」を選択した場合、選択した曜日を考慮して最初の開始点が算出されます。

頻度で「月」を選択した場合、それぞれの動作を開始する日も定義する必要があります。

正確な日付は「日付」で設定します。当月に該当する日がない(例:2月30日)場合、動作は翌月初日に開始されます。

一方で、「曜日」を使って、該当する月の週と曜日を選択し動作を開始します。

「開始日を指定」の開始点を使用する場合、希望する月日の規則が考慮されます。

頻度の「年」を使うと、正確な実行日(上記をご覧ください)を選択できます。また、より正確に開始点を定義するために1つ以上の月を設定できます。

定義した日付が存在しない月がある場合、該当する月は自動的に非選択状態になり、選択肢から除外されます。2月29日は例外です。毎年ではないが年によってその日が存在する場合は、このような選択ができます。必要に応じて、動作は翌月初日(すなわち、3月1日)に開始されます。月を選択しない場合は、当月が既定値として自動的に設定されます。

「適用開始設定」で「開始日を指定」を選択すると、希望する月日の規則と選択した月が考慮され正確な開始点が算出されます。

「作成」をクリックすると、1分以内、または「開始日を指定」で選択した実行時間が経過した後に、必要な動作が開始されます。したがって、頻度が「週」、「月」、または「年」に設定されている場合、開始点はそれぞれ今週、1ヶ月以内または1年以内になります。

「キャンセル」ボタンを使ってダイアログを閉じると、既存の設定は変更されません。

パトロールリードのタスクを作成する場合は、パトロールリードモードを前もって手動に設定してください。それ以外が設定されている場合、パトロールリードのタスクは無視されます。

修正

タスク設定を変更するには、既存タスクオブジェクトを選択します。または、すでに定義されたタスクをもつオブジェクトの動作をダイアログで選択します。

タスクを修正すると、「適用開始設定」はあらかじめ「開始日を指定」に設定されます。この設定を変更しないと、次回の開始予定時刻は、「OK」をクリックした時点から、設定または変更した値に準じて計算されます。頻度が「週」、「月」、または「年」に設定されている場合、次回の開始予定時刻は今週、1ヶ月以内または1年以内になります。その後のデータは実行間隔で設定された値に基づいています。

「適用開始設定」が「いますぐ適用」に変更された場合、「OK」をクリックしてから1分以内に動作が開始されます。動作がすでに使用されているなどの理由からタスクを実行できない場合、いますぐ適用オプションは使用できません。問題が発生した場合、ダイアログを閉じた時刻から8時間後が自動的に設定されます。

同様に、「OK」をクリックすると、状態および内部タスクエラーがリセットされます。

「キャンセル」をクリックしてダイアログを閉じると、変更は保存されません。

削除

「削除」をクリックするとタスクが削除されます。この操作が、タスクで現在実行されている動作に影響を与える、動作を中断する、または動作を中止することはありません。

「キャンセル」をクリックしてダイアログを閉じると、既存の設定は変更されません。