アクションの実行
メニュー項目「編集」から実行できるアクションは、コントローラ、ディスク、論理ドライブによって異なります。また、ハードウェアの種類でも利用できる機能は異なります。例えば、「パトロールリード」は一部のコントローラでのみサポートし、全てのコントローラで利用できるものではありません。
RAID Managerの各オブジェクトで使用するアクションをアルファベット順と五十音順で記載しています。また、一部の項目ではどのオブジェクト(システム、コントローラ、ディスク、論理ドライブなど)に対してそのアクションを使用するかを記述しています。
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コントローラの種類により利用できないアクションがあります。 |
- Bad blockログの消去
不良ブロックのログを削除します。
- Bad blockログの表示
デバイスの確認時、コントローラが検知した不良ブロックを表示します。
- BGIの一時停止
バックグラウンド初期化を停止します。
- BGIの再開
以前に停止したところからバックグラウンド初期化を開始します。
- BGIの中止
Avagoコントローラによって自動開始したバックグラウンド初期化を中止します。
- CAS接続テスト
CASによるシングルサイン(SSO)を有効にして設定している場合、この操作でCASサーバへの接続を確認することができます。
- LDAP接続テスト
LDAPによるロールベースのアクセス制御(RBAC)を有効にして設定している場合、この操作でディレクトリサーバへの接続を確認することができます。
- MDCの一時停止
MDC (Make Data Consistent)を中断します。
- MDCの開始
一貫性チェックを実行中に不整合を見つけた場合、修正可能であれば自動的に修正します。
- MDCの再開
MDC(Make Data Consistent)を前回停止したところから再開します。
- MDCの中止
MDC(Make Data Consistent)を中止します。
- MegaRAIDアドバンス・ソフトウェア・オプションの管理...
対応するソフトウェアオプションを使用するためにアクティブ化するためのキー入力画面を開きます。 すでにアクティブ化されていればソフトウェアオプションを表示します。この設定を使用することでインストールされたテストキーを排除することができます。詳細はRAIDコントローラの機能を参照してください。
- NVRAMログの参照
コントローラのNVRAMに記録されたログを表示します。この情報は技術者がメンテナンスのために使用します。
- NVRAMログの消去
コントローラのNVRAMログを削除します。
- OCEの開始
アレイの全ディスク上に空き領域がある場合は、論理ドライブの容量を増やします(Online Capacity Expansion)。その後、OSツールにより、既存のファイルシステムを新しい容量に適合させます。
- PHY errorsの参照
記録されたSAS phy errorsを表示します。この情報は技術者がメンテナンスのために使用します。
- RAID構成から外す
指定したディスクを論理ドライブから外します。
- RAIDボリュームの作成
同じ種類(RAIDレベル)の2つの論理ドライブを結合して、1つの論理ドライブを形成します。
- SNMPテストイベントの送信
SNMPが有効になっていれば、この機能を使ってテストトラップを送ることができます。 本機能を実行した後、RAID Managerからはトラップが正しく送信したことを確認できません。そのため、トラップが正しく届いているかどうかはトラップ送信先にてチェックしてください。
- SSDキャッシュを無効化
論理ドライブのSSDキャッシュを無効にします。
- SSDキャッシュを有効化
SSDを論理ドライブのキャッシュとして使用するためにファームをアクティブ化します。
- アラームOFF
コントローラのアラームテストを終了しアラーム信号を無効にします。
- アラームON
コントローラをテストするためのアラーム信号を有効にします。
- アンブロック
SSDキャッシュが故障した場合、その対象となる論理ドライブは全てブロックされます。 (例:オペレーティングシステムからのアクセスできなくなります。) アンブロック設定はオペレーティングシステムからのアクセスを再度有効にするために使用します。
- 一貫性チェックの一時停止
一貫性チェックを停止します。コントローラに接続されている論理ドライブに、より高い処理能力が必要になった場合などに使用します。
- 一貫性チェックの開始
冗長システムの場合(RAID-1、RAID-5、RAID-10など)、論理ドライブのチェックを開始します。一貫性チェックはバックグラウンドで行われるため、論理ドライブで作業を続行できます。同期の手順をコントローラにどう設定したかにより、エラーになったときに、スキップまたは修正(可能な場合)、または一貫性チェックを停止してエラーメッセージを表示のいずれかの処置が行われます。
注:一部のコントローラではプロセスの負荷を「設定」タブで変更できます。ここで負荷を低く変更すると処理にかかる時間は長くなりますが操作性は向上します。
- 一貫性チェックの再開
前回停止したところから一貫性チェックを再開します。
- 一貫性チェックの中止
一貫性チェックを中止します。
- エラーカウンタのリセット
ディスクドライブのエラーイベントログを消去しエラーカウンタをゼロにします。また、エラーカウンタをリセットしタスクのステータスを消去します。
- オフラインにする
ディスクを"オフライン"にします。影響を受ける論理ドライブのステータスは"クリティカル"または"部分的クリティカル"になります。
- オフラインにする(リダンダンシー)
ホットスペアにバックアップを作成した後、ディスクを"オフライン"にします。ディスクは構成から外され前もって作成されたバックアップに置き換えられます。
- オンラインにする
ドライブを稼動状態にします。
- 開始デバイス
ディスクドライブを起動し標準速度にします。一部の高速ディスクはある程度時間がかかる場合があります。ディスクの起動時は消費電力が高くなるので、一度にすべてのディスクを起動することは避けてください。
- 外部構成情報のインポート
ファームウェアが検出したすべてのディスクの外部構成情報をインポートします。この機能を実行した場合、これらの外部構成情報を持ったディスクで論理ドライブが利用できるようになります。
- 外部構成情報の管理...
外部構成情報をインポートまたは消去するダイアログを呼び出します。
- 外部構成情報の消去
ファームウェアが検出したすべてのディスクの外部構成情報を削除します。
- 急速充電
BBU(Battery Backup Unit)を急速充電します。
- 強制的な編集モード
別のユーザが編集モードで使用しているときに、この機能を使用して強制的に編集モードにすることができます。
警告:メリットとデメリットをよく考えたうえでご利用ください。
- グローバルホットスペアの削除
グローバルホットスペアを削除します。
- グローバルホットスペアの作成
ホットスペアホットスペアを作成します。他のディスクが故障した場合、ホットスペアは自動的に不良ディスクの代替として使用されます。これにより不良ディスクのデータは復元されます。専用ホットスペアとは対称的に、グローバルホットスペアは冗長性が保たれたすべての論理ドライブを保護することができます。
- 構成情報の消去
すべての構成情報(論理ドライブ、ホットスペアなど)を削除します。
警告:このアクションを実行すると現在動作中であってもその構成情報は削除されます。実行する際は細心の注意をはらってください。
- 構成情報の保存
RAID構成情報をバックアップファイルとしてXML形式で保存します。
- 構成情報の保存
現在のRAID構成情報をサーバ上のXMLファイルに保存します。
- コピーバックの一時停止
コピーバックを中断します。
- コピーバックの開始...
論理ドライブからデータをコピーする先の新しいディスクを選択するダイアログを呼び出します。詳細はRAIDコントローラの機能を参照してください。
- コピーバックの再開
前回停止したところからコピーバックを再開します。
- コピーバックの中止
コピーバックを中止します。
- サーバの追加
既存の ESXi サーバ(ホスト)を ServerView RAID Manager 設定に追加するためのダイアログを呼び出します。これによりハイパーバイザの RAID コントローラの監視と設定が可能です。詳細についてはVMware ESXiを参照してください。
- ホストの管理...
ServerView RAID Manager 設定から ESXi ホストを削除するか、接続情報を変更するためのダイアログを呼び出します。詳細についてはVMware ESXiを参照してください。
- 最後に作成した論理ドライブの削除
最後に作成した論理ドライブ(番号が一番大きな論理ドライブ)を削除します。削除する前に、すべての論理ドライブのデータをバックアップしておくことをお勧めします。
警告:現在動作中でも削除されます。
- 最新の構成に更新
既存のデータをクリアし、再びすべてのデータをコントローラから読み込みます。
- 充電の停止
BBU(Battery Backup Unit)の充電を終了します。
- 初期化の一時停止
論理ドライブの初期化を中断します。
- 初期化の開始
論理ドライブを初期化します。論理ドライブにユーザデータを書き込むときは、事前にこのドライブを初期化する必要があります。
注:一部のコントローラでは論理ドライブの作成時に自動的に初期化が行われるため、このアクションをサポートしていない場合があります。
警告:初期化によって論理ドライブのユーザデータはすべて失われます。
- 初期化の再開
論理ドライブの初期化が中断していた場合に初期化を再開します。
- 初期化の中止
論理ドライブの初期化を中止します。
- スナップショットの保存
このアクションは、手動の構成情報の保存のアクションとは異なり、およそ10分毎に「RAID構成情報のスナップショット」を自動で保存します。
- 全ての論理ドライブの削除
既存の論理ドライブをすべて削除します。
- センスログの参照
発生したセンス情報の、n SCSI項目の表を表示します。SCSIセンス情報は、通常、SCSIコマンドが失敗しコントローラまたはディスクがその原因に関する追加情報を提供する場合に表示されます。
- 専用ホットスペアの削除
専用ホットスペアを削除します。
- 専用ホットスペアの作成
ホットスペアホットスペアを作成します。他のディスクが故障した場合、ホットスペアは自動的に不良ディスクの代替として使用されます。これにより不良ディスクのデータは復元されます。専用ホットスペアによって保護されるのは冗長性が保たれた特定の論理ドライブのみとなります。
- タスクの管理...
タスクを作成、修正、削除するダイアログを呼び出します。
- 低電力のしきい値を設定
ファームウェアが電源の低下を警告するよう電圧しきい値を設定します。
- ディスクの再割り当て...
この操作をすると、空きディスクが故障状態にあったディスクと代わります。
新Avago、SAS/SATAソリューションで論理ドライブのディスクが故障し、新しいディスクと交換した場合、交換したディスクは手動で作動させる必要があります。このアクションが完了した後、論理ドライブの機能が引き続き制限されている場合は、リビルドを手動で開始する必要があります。
- テストE-mailを送信
E-mailログを有効に設定した場合にテストE-mailを送信します。
- デバイスの停止
ディスクドライブを停止します。デバイスを交換する場合などに使用します。
- デバイスを強制取り外し
現在デバイスが使用中の場合でも強制的にデバイスに対するオペレーティングシステムのアクセスを禁止にします。
- デバイスを取り付け
デバイスに対するオペレーティングシステムのアクセスを許可します。
- デバイスを取り外し
デバイスに対するオペレーティングシステムのアクセスを禁止にします。
- 搭載位置の確認(LED点滅)
エンクロージャの位置を示します。エンクロージャのLEDが短く点滅、または搭載位置の指示を中止するまで点滅します。一部のコントローラではLEDは点灯したままになります。
- 搭載位置の確認(LED点滅)
ディスクの位置を示します。ディスクドライブのLEDが短く点滅、またはドライブの搭載位置の指示を中止するまで点滅します。一部のコントローラではLEDは点灯したままになります。
- 搭載位置の確認(LED点滅)
論理ドライブの位置を示します。
- 搭載位置の確認を終了(LED消灯)
ドライブの搭載位置の指示を中止し、LEDを消灯します。
- ドライブのフォーマット
ディスクドライブを初期化します。
警告:ドライブに保存された既存のデータはすべて失われます。論理ドライブでそのディスクドライブが使用されている場合、論理ドライブのデータの冗長性も失われます。
- パトロールリードの一時停止
パトロールリードを停止します。より高い処理能力が必要になった場合などに使用します。
- パトロールリードの開始
パトロールリードをディスクドライブで開始します。この場合、アクセスを制限されたドライブに対してもアクセスできます。パトロールリードはドライブのインターフェースにエラーがないかチェックします。自動的に修正できないエラーが検出されると、ログに記録されます。媒体のエラー部分が故障ブロックになります。一部のコントローラでは、複数のエラーを検出すると、自動的にディスクが使用不可になるものもあります。このエラーチェックは、一部のコントローラでのみサポートされています。コントローラによってチェックの間隔を自由に選択し自動的にチェックを行うことができます。
- パトロールリードの再開
前回停止したところからパトロールリードを再開します。
- パトロールリードの中止
パトロールリードを中止します。
- フラッシュメモリ
コントローラのキャッシュ(内部メモリ)からのデータをディスクに書き込みます。書き込み後はキャッシュが空になります。
- 編集モードの取得
他のユーザから編集モードを引き継ぎます。
- ベリフィケーションの開始
ディスクのチェックを開始します。
- ベリフィケーションの中止
ディスクのチェックを中止します。
- ヘルプ
アクションに関するヘルプを呼び出します。
- 編集モードの解除
他のユーザが至急編集が必要になった場合などに編集モードを解放します。
- 放電
BBU(Battery Backup Unit)を放電します。
- ホットスペアの管理...
ホットスペアを作成または削除するダイアログを呼び出します。
- マイグレーション...
論理ドライブを変更するダイアログを呼び出します。論理ドライブのRAIDレベルが別のRAIDレベルへ直接変換されます。
- マイグレーションの一時停止
論理ドライブのマイグレーションを停止します。マイグレーションをご覧ください。
- マイグレーションの再開
論理ドライブのマイグレーションを再開します。マイグレーションをご覧ください。
- リキャリブレーション
BBU(Battery Backup Unit)を再計測します。このアクションによりバッテリーは最適な状態に戻ります。
- リビルドの一時停止
リビルドを停止します。コントローラに接続された論理ドライブでより高い処理能力が必要になった場合などに使用します。
- リビルドの開始
RAID-1、RAID-5、またはRAID-10の論理ドライブがクリティカル状態の場合、論理ドライブのリビルドを開始します。コントローラの設定によっては、自動的に故障したディスクをホットスペアに代え、続けて自動的にリビルドが開始されます。リビルドはバックグラウンドで実行され、それ以上のディスク故障が起こらない限り、論理ドライブで作業を続行できます。
注:一部のコントローラではプロセスの負荷を「設定」タブで変更できます。ここで負荷を低く変更すると処理にかかる時間は長くなりますが操作性は向上します。
- リビルドの再開
前回停止したところからリビルドを再開します。
- リビルドの中止
リビルド処理を中止します。
- レディーにする
「オフライン」に変更され、論理ドライブの一部ではなくなったディスクを、使用可能な状態にします(オンラインにはできません)。再度構成に組み込む状態にするには、オンラインにするのアクションを実施します。
- レディーにする(bad block tableを消去)
ディスクを使用可能な状態にし同時にbad block tableを消去します。
- 保存されているキャッシュを削除
もしも、1つ以上の論理ドライブに対してコントローラからの接続が失われた場合、コントローラは論理ドライブからデータを保存します。この保存されたキャッシュは、論理ドライブをインポートするか、キャッシュを捨てるまで維持されます。保存されたキャッシュが存在する場合は、新しい論理ドライブの作成など、特定の操作を行なうことができません。 注意: もし外部構成がある場合、保存されたキャッシュを捨てる前に、外部構成をインポートしてください。インポートを行わない場合、外部構成データを失う可能性があります。
- ログアウト
セッションを中止します。実行するとログイン画面に戻るか、またはServerViewから起動した場合はServerViewに戻ります。このアクションはシステムオブジェクトでのみ可能です。
- ログ消去
ServerView RAIDからのイベントを保存するためのファイルが削除されます。
- 論理ドライブの削除
論理ドライブを削除します。
注:ファームウェア制限のため、このアクションは一部のMegaRAIDおよびIntegrated Mirroring RAIDコントローラでは使用できません。これらのコントローラで論理ドライブを削除する場合は、すべてを削除するか、または、最後の論理ドライブのみを削除します。
- 論理ドライブの作成...
論理ドライブの作成のダイアログを呼び出します。1つ以上のディスクから構成し1つの論理(「仮想」)ドライブを作成します。
- NVRAMログの書き出し
現在のコントローラの内部ログをサーバ上のファイルに書き出します。