ATA
Advanced Technology Attachment(ATA)は、デスクトップコンピュータや入門レベルのサーバで一般的に使用される、IDEハードディスクの標準パラレルインタフェース。ATAの後継はSATA(シリアルATA)です。

BGI
バックグラウンド初期化(Background Initialization)とは、Avagoコントローラによって低い優先度で自動的にバックグラウンドで開始される初期化のことです。初期化バックグラウンド初期化もご覧ください。

CAS
CAS (Central Authentication Service)はWebサービスのための企業向けシングルサインオンソリューションです。シングルサインオン(Single Sign-On: SSO)は、多数のWebサービスが実行されていて、そのそれぞれで認証方法を持つ場合に、よりよいユーザ体験を提供します。SSOソリューションでは、エンドユーザが個々のサービスにログインする代わりに、異なるWebサービスに対して1つの信頼できる認証元で認証されます。

Java
Javaは、Sun Microsystems社が開発した、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向のプログラム言語です。すべてのJavaプログラムは、幅広いプラットフォームで調整なしで動作します。しかし、Javaプログラムの実行には特別なランタイム環境、仮想マシンが必要で、OSに応じて環境を調整する必要があります。

JBOD
JBODはJust a Bunch Of Disksの略語です。Storage Networking Industry Association(SNIA)の最新の定義によると、現在では1つのハードディスクを表しますが、以前は複数のハードディスク(連結とも言う)を表していました。

LBA
ロジカルブロックアドレッシング(Logical Block Addressing)は、ハードディスクのアドレス指定方法の1つです。他の方法とは異なり、ハードディスク上のセクタを0から1つずつカウントします。

LED
発光ダイオード(light-emitting diode)は、ハードディスクの読み書き動作を表示するためなどに使用される半導体です。LEDは、ドライブの 搭載位置を判定するのにも使用されます。

LUN
各SCSI装置は、最大8つのサブ装置を含むことが可能です。LUNは、この装置に割り当てられる0~7の論理ユニット番号です。しかし、通常は1つのサブ装置(LUN 0)だけが存在します。

MDC
MDC(Make Data Consistent)では、一貫性チェックと修復を行います。ドライブの種類に応じて複数の項目をチェック可能で、チェックに要する時間もそれに応じてさまざまです。RAID-5では、データの整合性とパリティをチェックし、オプションでパリティエラーを修復します。RAID-1では、両方のドライブの整合性をチェックします。不整合が見つかると、可能な場合は修復を試みます。一貫性チェックエラーチェックもご覧ください。

NVRAM
電源が切られた場合でも情報を保存可能な不揮発性メモリ。RAIDコントローラで、設定やエラーログ用のメモリとしてよく使用されます。

RAID シグネチャ
RAIDコントローラは、ハードディスク上のRAIDシグネチャによって、ハードディスクが初期化済みかどうかや、その他の情報を識別します。将来、非機密の完全なRAID構成を含めて、ドライブやコントローラの交換が容易になることになっています。

RAID ボリューム
必ずしも同じ容量でない、同じ種類の2つ以上の論理ドライブが、RAIDボリュームとして接続されます。

RAID-0
異なるハードディスクドライブ上の2つの同じサイズのセグメントからなる、1レベルの論理ドライブ。RAID-0は、ストライピングプロセスを使用して、同じサイズのセクション内のデータを関連するドライブに均一に分散します。

RAID-0/RAID-1
RAID-10をご覧ください。

RAID-1
異なるハードディスクドライブ上の2つの同じサイズのセグメントからなる、1レベルの論理ドライブ。両方のハードディスクに同じデータを格納することによって、冗長性を提供します。

RAID-5
異なるハードディスクドライブ上の3つの同じサイズのセグメントからなる、1レベルの論理ドライブ。1つのセグメントの容量を、すべてのドライブの同じサイズのセクションに分散されたパリティデータ用に使用します。

RAID-10
論理ドライブ。2つの同じサイズのRAID-1を使用して、RAID-10を作成します。したがって、RAID-10には4つの物理ドライブが必要です。

RAID-50
論理ドライブ。2つの同じサイズのRAID-5を使用して、RAID-50を作成します。したがって、RAID-50には6つの物理ドライブが必要です。

SAF-TE
SCSIアクセスが可能なフォールトトレラントな筐体。

SAS
SAS(Serial Attached SCSI)は、SCSIで使用するターミネータが不要な、SCSIに取って代わるインタフェースです。SASには、SATA接続との互換性があります。SATAデバイスをSASで使用することは可能ですが、その逆は不可能です。

SATA
シリアルATA(SATA)は、パラレルではなくシリアルでデータを転送するATAの後継技術です。

SCSI
Small Computer System Interface(SCSI)は、高速パラレル通信の方法で、320MB/秒のデータ転送が可能です。現在の仕様では、1チャネルあたり最大15台までのデバイスをサポートしています。

SCSI ID
SCISバス上の各デバイスに割り当てられた、0~15までの一意の番号。

SMART
Self-Monitoring Analysis and Reporting Technologyの略語。このドライブ機能により、ハードディスクドライブの信頼性ステータスを判定できます。SMARTが重大な問題が発生する可能性を検出すると、ユーザに通知して、問題の修正方法を支援します。

アレイ
1つ以上の論理ドライブを含む複数のハードディスクのグループ。

アレイの初期化
初期化をご覧ください。

一貫性チェック
論理ドライブのすべてのセグメントをコントローラがチェックするアクション。論理ドライブの種類に応じて複数の項目をチェック可能で、チェックに要する時間もそれに応じてさまざまです。RAID-5では、データの整合性とパリティをチェックします。RAID-1では、両方のドライブの整合性をチェックします。MDCエラーチェックもご覧ください。

イベント
システムに変化が生じた場合の通知メッセージや警告メッセージ。

イベントログ
コントローラのアクティビティやそれ以外のイベントに関したファイルに記録された情報。

エラーチェック
コントローラがハードディスクのすべてのセグメントを検査するアクション。これによって、ハードディスクがブロックからデータを送り返しているかどうかを判定します。一貫性チェックMDCもご覧ください。

エンクロージャ
通常、複数の電源装置、ファン、温度センサーを内蔵した、物理ドライブのエンクロージャ。通常、エンクロージャは、それらの装置が接続されているコンピュータの外部にあります。内部にもエンクロージャを備えたコンピュータもあります。

オフセット
ドライブの開始位置からセグメントの開始位置までの距離。

オフライン
論理ドライブや物理ドライブのアクセス不能時のステータス。

オプティマル
論理ドライブのすべてのコンポーネントが存在し、完全に動作可能な、通常の動作ステータス。

温度警告しきい値
ユーザが定義する、警告メッセージを出す温度警告しきい値。

拡張
論理ドライブに追加の記憶領域を割り当てること。

仮想ドライブ順
論理ドライブ順をご覧ください。

監視
システムイベントを検知、表示、記録するプロセス。

キャッシュ
デバイスに対して読み書きを行うデータのバッファとして機能する、コントローラ上の高速メモリ。

キロバイト
情報やコンピュータの記憶容量の単位で、通常はKBと表記し、210バイト=1,024バイトのことです。

クリティカル
1つ以上のメンバに障害が発生した冗長論理ドライブ。データは完全な状態だが、整合性が失われていて、良くない状態です。論理ドライブとすべてのデータは利用可能ですが、ドライブにさらに障害が発生すると、論理ドライブにも障害が発生し、データが消失します。チェックと修正によって、障害が発生した論理ドライブを最適な状態に戻すことができます。

グローバルホットスペア
同一のコントローラ上にある、論理ドライブ内で障害が発生したボリュームの代わりになるボリューム。利用可能な記憶容量が、障害が発生したコンポーネントの容量以上である必要があります。ホットスペアもご覧ください。

交換
ホットスペアをご覧ください。

故障
1つのドライブ障害が発生している非冗長論理ドライブ、または、複数のドライブ障害が発生している冗長論理ドライブのステータス。通常は、このステータスでは論理ドライブへのアクセスが不可能で、データが消失します。

故障セグメント
論理的または物理的な障害が発生して、論理ドライブによって使用されなくなったセグメント。

再構成
マイグレーションをご覧ください。

作成
自動リビルドをご覧ください。

自動リビルド
事前設定ボリュームの異常なセグメントを自動的に修復する方法。ホットスペアが割り当てられていないSAF-TE筐体内のドライブに異常が発生して新しいドライブに交換した場合、リビルドが開始されます。

冗長性
冗長性は、動作にエラーが発生していない場合は通常不要な、機能的に同一または類似の付加的なリソースが存在していることを表す、一般的な用語です。ここでは、冗長性を、障害が発生したコンポーネントを動作可能なコンポーネントに自動的に交換する目的でシステム内のデータを管理するために使用します。例えば、RAID-5の論理ドライブは、障害が発生していないメンバを組み合わせて障害が発生したコンポーネントのデータを差し替え可能なので、冗長であるということになります。

初期化
フォールトトレラントな論理ドライブは、使用前に初期化する必要があります。この操作によって、論理ドライブのすべてのブロックが削除されます。RAID-5では、メンバセグメントの最新の内容に応じてパリティが生成されます。RAID-1では、最初のドライブ(マスタ)の内容を2番目のドライブ(スレーブ)にコピーします。バックグラウンドで実行される初期化の速度は、RAIDの種類によって異なります。さらに、RAID-5ドライブへの直接アクセス用にファスト初期化が提供されています。

初期化した論理ドライブ
読み書きの準備ができている論理ドライブ。

スペアドライブ
ホットスペアをご覧ください。

ストライプサイズ
ストライピングプロセスを使用する論理ドライブ(RAID-0、RAID-5、RAID-10、およびRAID-50)では、同じサイズのセクションのメンバハードディスクにデータを割り当てます。各セクションのデータ量がストライプサイズです。

ストライピングプロセス
論理ドライブのすべてのハードディスク内に割り当てられている連続する小さなデータ領域を、ストライプと呼びます。例えば、RAID-0は、ストライピングプロセスによって、同じサイズのセクションのデータを関連するドライブに分散することで、アクセスを高速化します。

セカンドレベルアレイ
論理ドライブは、1つ以上のレベルから構成されることがあります。セカンドレベル(2つのレベルを持つアレイにおける低いレベルのアレイ)の論理装置は、OSからは見えず、他の論理装置によってのみ使用できます。例えば、トップレベルのRAID-10アレイのメンバは1つのRAID-0アレイで、セカンドレベルでは2つ以上のRAID-1アレイです。

セグメント
物理ハードディスク上の予約領域。セグメントは、常に論理ドライブの一部であり、複数の論理ドライブによって同時に使用することはできません。

専用ホットスペア
必要に応じて、特別に割り当てたフォールトトレラントな論理ドライブ内で障害が発生した物理ドライブの代わりになる物理ドライブ。

シングルサインオン
シングルサインオン(Single Sign-on: SSO)は、それに参加するアプリケーションにシングルサインオンセッションの共有を可能にします。ユーザがブラウザセッションごとに一度集中管理された認証を完了すると、CASに認証されている間は認証情報のプロンプトを表示されることもなく、複数のアプリケーションにログインできます。また、それらのアプリケーションはユーザのパスワードを見ることはありません。

ダーティデータ
キャッシュに書き込まれたが、実際の対象ボリュームではまだ更新されていないデータ。

ターミネータ
SCSIバスシステムでは、ケーブルルートの両端にターミネータを設ける必要があります。抵抗を使用したパッシブターミネータと、内部電源を使用したアクティブターミネータの2種類があります。

チャネル
データ転送や情報の制御に使用する、コントローラと記憶装置の間の経路。コントローラの各チャネルは、0と最大チャネル数より1少ない数の間で指定します。チャネルは、ポートまたはバスとも呼ばれます。

通知
発生したイベントに関連する通信で、システムが使用する方法の1つ。

搭載位置
コントローラ番号、チャネル番号またはポート番号、LUN、SCSI-IDからなる、ハードディスクを一意に識別する方法の1つ。

ドライブ
物理ドライブ論理ドライブをご覧ください。

バス
チャネルをご覧ください。

バックグラウンド初期化
ドライブのバックグラウンド初期化の実行中も、冗長論理ドライブにアクセス可能です。

パトロールリード
パトロールリードによって、ドライブのインタフェースのエラーを調べます。自動的に修復できないエラーを検出すると、ログに記録します。メディア内の異常な箇所が故障ブロックに割り当てられます。コントローラによっては、複数のエラーが検出された場合、自動的にディスクの使用を停止します。

パリティ
ユーザデータのエラーをチェックする際に使用する冗長性の1つ。ユーザデータから新しいデータを生成して記憶し、元データを再構築する際に使用します。

ファスト初期化
これにより、論理ドライブは即座に利用可能になりますが、内部的に特別なステータスになります。RAID-5やRAID-50では、論理ドライブでチェックと修正が実行されるまでの間、書き込みのパフォーマンスが影響を受けます。

フォーマット
ファームウェアによって、ハードディスク上のすべてのデータを消去するプロセス。

フォールトトレラントな論理ドライブ
冗長コンポーネント(RAID-1、RAID-5、RAID-10、RAID-50)を備えた論理ドライブ。

物理ドライブ
通常は、物理ハードディスクドライブ。短縮してハードディスクとも呼びます。ランダムにアクセスして書き換え可能なデータ記憶装置です。

ポート
チャネルをご覧ください。

ホットスペア
ドライブに障害が発生した場合の代替として利用可能な物理ボリューム。これによって、冗長論理ドライブでは、データの自動復元が可能になります。利用可能な記憶容量が、障害が発生したコンポーネントの容量以上である必要があります。自動リビルドグローバルホットスペア専用ホットスペアもご覧ください。

ホットスワップ
システムの動作中にシステムコンポーネントを交換すること。

モーフィング
論理ドライブの拡張、または論理ドライブをあるRAIDタイプから別のRAIDタイプに拡張するプロセス。特定のRAIDドライブのストライプサイズを修正することや、論理装置のセグメントを他のボリュームに移動することも意味します。

容量
ドライブで利用可能な総記憶容量。通常、メガバイトやギガバイトで表します。物理容量と論理容量を区別します。

マイグレーション
RAIDタイプの論理ドライブをRAID-1~RAID-0に変更することを、「マイグレーション」と呼びます。

連結
順次直列の接続のことです。

論理ドライブ
1つ以上の物理ドライブから構成されるドライブで、通常はハードディスク。OSでは、すべての利用可能な記憶ボリュームは1つのドライブを構成します。

論理ドライブ順
システムの起動時に、コントローラに接続されている個々のハードディスクや装置をサーバのOSが認識する順番。

ロールベースのアクセス制御
ロールベースのアクセス制御(Role based access control: RBAC)は、定義されたユーザロール(セキュリティロール)によりアクセス制御を管理します。各ユーザに1つ以上のロールが割り当てられます。そして、各ロールに1つ以上のユーザ権限が割り当てられます。